何かと便利なWebフォント。でもライセンス周りが心配なので、メジャーそうなライセンスの書き方を整理してみました。
無料で使えるからこそ敬意を払って、ライセンスはちゃんとしたいですよね。
SIL Open Font License (OFL)
/*
* "FontName" licensed under the SIL Open Font License
* http://www.hogehoge.com/(配布元のURL)
*/
IPAフォントライセンスv1.0
/*
* "FontName" licensed under the IPA Font License Agreement v1.0
* http://www.hogehoge.com/(配布元のURL)
* http://ipafont.ipa.go.jp/(IPAフォントのURL)
* http://ipafont.ipa.go.jp/ipa_font_license_v1.html(IPAフォントライセンスv1.0のURL)
*/
IPAフォントライセンスの表記について
- IPAフォントそのものの場合は「配布元のURL」は無くてOK。
- 派生プログラム(例:MigMix)の場合は上記の形で。
この形になった経緯
Webフォントとして使う場合は「派生フォントの再配布」にあたるそうな。そこでIPAのFAQにある「3.派生フォントの作成及び再配布について」を読むと、
3.3.2 利用者が、その意志により、派生プログラムをオリジナルのIPAフォントに戻せる方法を提供しなければならない。
とあるので、IPAフォントのURLを記載。また、3.3.5 には
派生プログラムの利用者に対する説明表示等に派生プログラムが入っていることの表示と「IPAフォントライセンスv.1.0」または「IPAフォントライセンスv.1.0」のURL(http://ipafont.ipa.go.jp/ipa_font_license_v1.html) を掲載してください。
ともあるので、ライセンスのURLも記載しています。
IPAにも問い合わせたところ、『IPAのFAQにある「3.派生フォントの作成及び再配布について」の 3.3.1 ~ 3.3.5 のすべてを満たしてね』という回答をいただいたので、ここは特に注意すべきと考え、やや冗長な気もしますがこういう形にまとめました。
ただ回答中には、この辺が不安な場合は専門の弁護士に相談してね!ともあったので、場合によってはそうしましょうね!
…こうすればOK!というマニュアルが欲しいです。
Apache License 2.0
/*
* Copyright (C) 2014 (配布者の名称)
* http://www.hogehoge.com/(配布元のURL)
*
* Licensed under the Apache License, Version 2.0 (the "License");
* you may not use this file except in compliance with the License.
* You may obtain a copy of the License at
*
* http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0
*
* Unless required by applicable law or agreed to in writing, software
* distributed under the License is distributed on an "AS IS" BASIS,
* WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY KIND, either express or implied.
* See the License for the specific language governing permissions and
* limitations under the License.
*/