とある所に古いパソコンがありました。動作もいまいちモッサリで、若くてキビキビ動く新PCにはとても勝てそうにありません。ですがスペックは中々のもの。メモリも16GBあったので、改造手術(SSDに換装し、無線LANとBluetoothを追加)を行うことで前線復帰させようと考えたのでしたが…
Windows 8.1から10にできない!
SSDに換装し、作成した回復ドライブから復旧したらなんとWindows 8に。11もリリースされようかというタイミングでそれはない。前線復帰どころか引退待ったなし。
とはいえ無償アップデート期間はすでに終了。おやおやと思い検索すると Microsoft謹製のMedia Creation Tools を使えば再インストールできるよ!という情報が。ほっほーうと思い颯爽と実行するも、ある程度進んで時間を費やしてから表示されるアラートがこちら。
「Windows10のインストールが失敗しました」
あらあらおやおや、何か気に障ったかな?ごめんね?とリトライするもモニタの中央に小さく「Windows10のインストールが失敗しました」。Windows Updateが必要?と思い恐ろしい時間を費やして100以上のアップデートをインストールしてリトライするも「Windows10のインストールが失敗しました」。ドライバが古い?と思いあれこれアップデートしてみるも「Windows10のインストールが失敗しました」「Windows10のインストールが失敗しました」「Windows10のインストールが失敗しました」
顔から余裕はすっかり消え失せ、Windows 10 へのアップグレードに失敗する場合の確認点と対処法 - Microsoft コミュニティ を頼りに13の方法を全て試すも「Windows10のインストールが失敗しました」。なんて冷たいアラートなんでしょう。そしてまたキツいのが、必ずインストールが74%まで進んでから失敗するんですよね。なんでもっと早く言ってくれないのヒドイ。
Rufusとの出会い~解決へ
時間の浪費…溜まり続けるストレス…押し寄せる絶望… そんな時に出会ったのがこの知恵袋でした。
Windows8.1をWindows10にアップデートしたいと思い、サ... - Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋といえば、質問に対して質問を返す、想像で答える、半ギレで分からないとだけ答える、辻説法をブチかますといった輩のいる謎袋。知恵を詰めろ。ゴミを詰めるな。普段ならスルーなんですが今回はワラにもすがる思いでクリック。すると Rufusでできました というフレーズが!なにそれ調べる!で、辿り着いたのがこちら。
Windows 10 November 2019 Update (1909) のインストールメディアを作成する | ぶっちろぐ
USBメモリがなかったので外付けHDDで実行。でもそのままだとデバイス欄で選択できないので、「詳細なドライブ プロパティを表示」を押して「USB接続のHDDを一覧表示」にチェックを入れると選択できるようになりました。あとは手順通りに進めてブートドライブの完成。
先に散々ボコられたのでビクビクしながらインストール開始。初めて見る画面をポチポチ進み、オドオドしながらWindowsドライブを選んで実行。しばらく待つと… 無事にアップグレード完了!やったー!サクサク動くー!さあ働けパソコン!
まとめ
というわけで正解は「Rufusでブートドライブを作ってそこからアップグレードする」でした。分かるかそんなもん。クリーンインストール直後だったのでまだ良かったけど、普通にアップグレードしようとして13番目の初期化を実行した上で失敗されたら、ほんとにMSを裏切り者と罵りたくなるでしょうね。